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2016.06.07

逸品レアストーン

レアストーン。
その定義について様々な見解があるかと思いますが、ラ・レジョンが考えるレアストーンの定義は本質的にレアであること。
産出量が少ないからといってクオリティーの低いレアストーンではジュエリーとして魅力に欠けます。
ジェムとして美しいこと、レアストーンであるからこそジェムクオリティーの宝石は
その希少性において頂点を極めるのです。

シンハライト 5.83ct 

この宝石がソールドアウトになったら私はその達成感とお嫁入りの悲しさでラ・レジョンをたたみますと
公言している宝石のひとつです(笑)
チームのみんなからは怒られていますが・・・

長く褐色のペリドットと勘違いされていた宝石で、その発見は1952年と比較的新しい宝石です。
スリランカの旧国名シンハリが宝石名の由来です。
元々産出は少なくほぼスリランカしか産出しないこと、
通常は茶褐色の魅力に乏しいカラーを呈することなどからなかなか日の目を見ない宝石です。

こちらは落ち着いたブラウニッシュオレンジの地色を持つシンハライトですが、
ひとたび光を吸い込むとレーザービームの様に金色の強烈な照り返しを見せてくれます。
地色との対比があるからこその美しさ、シンハライトを数多く見てきた方には一目で違いの分かる一品。
ニアフローレスの高いクラリティーとステップカットならではの魅力。
一級品のシンハライト、展示会でぜひご覧ください。
独特の奥ゆかしさに引き込まれていきます。

バイカラーゾイサイト 3.52ct+2.72ct

そろそろ私のゾイサイト好きもみなさんにバレてしまっているかもしれませんが(笑)
どうしても紹介したいバイカラーゾイサイトです。

ブラウン味を取り除くために通常低温で加熱されてタンザナイトとなるゾイサイト。
ナチュラルなゾイサイトのなかには稀に結晶の成長途中で環境の変化が起こりバイカラーとなるものが出現します。
写真では若干イエロー味が入っておりますが、実物は彩度の非常に高いブルーからグリーンへの宝石です。

淡い色合いやくすんだ色合いののバイカラーゾイサイトが大半で、
このような濃色で高彩度な逸品はほとんど見かけることはありません。
ゾイサイトならではの多色性と相まって、何ともいえない美しさを醸し出しております。
現在ジュエリーへと加工中で、早ければ岡山の展示会でご覧いただけるかと思います。

いよいよ来週末に迫った岡山展示会、お近くの方はぜひ遊びにいらしてくださいませ。
本当にアットホームなチームラ・レジョンのスタッフ一同、皆様のご来場を楽しみにお待ちいたしております。

岡山展示会詳細ページ
https://www.lalegende.jp/hpgen/HPB/entries/4.html