トルマリンという宝石vol.2

まずはじめに前回のカラーレス宝石の答え合わせといきましょうか。
実は完全カラーレスのスピネルです、1CT前後は見かけても4CTラウンドは見ることはありません。
さらには通常はうっすらとカラーが見えるのが大半ですが、
このクオリティーでカラーレスのレベルの高さを追いかけるともはや奇跡の逸品。
単屈折ゆえの照りの強さはさすがスピネルと思えるレベルです。
あらためてスピネルの奥深さを感じた一石、好きですね~(笑)

正解したあなたもかなりの宝石好き(コレクター?!)かと思います。
多分業界の方でもカラーレスの存在を知らない宝石なので当たらなくて当然ですの、残念がらないでくださいね。
意地悪な問題を出している私に問題があります(反省)
ですが、先日お客様より日本一マニアックな宝石ブログですねと嬉しいお言葉も頂戴いたしました!
全然更新できていないのが本当に心苦しいのですが・・・

さてトルマリン第2弾
ラ・レジョンは普通のトルマリンは紹介しません。

ミントブルートルマリンも綺麗ですね、パライバだけがトルマリンじゃないよとそっと語りかけてくれます。
ネオンを帯びるパライバの発色とは異なり、むしろトルマリンらしい多色感と透き通るような照り輝き・・・
5CT近いボリュームならではの凜とした存在感が美しい逸品。
絶妙に混じり合うブルーグリーンの光彩、この季節らしいしっとりとした色合いに心惹かれます。

グリーントルマリンはトルマリングループの中でも産出量が多いカラーです。
通常は鉄によって発色するグリーントルマリンですが、
稀にクロムによって発色するトルマリンがケニアから算出します。
通称クロムトルマリンと呼ばれるこの希少な宝石は通常のグリーントルマリンに比べて彩度が高いのが特徴です。
とは言っても暗いだけのクロムトルマリンが大半で、
こちらのようなエメラルドにも劣らない逸品を探すのは困難を極めます。
3CTUPの最上級品、グリーントルマリンとは一線を画す(プライス的にも 笑)知る人ぞ知るレアストーンです。

オレンジトルマリンも実は案外レアカラーです。
トルマリングループは実はほとんどの宝石は地球がやり残した加熱(400度くらい)をうっすらと行っているものが大半です。
よほどな内包物が多くなければ耐久性には全く問題がありません。
ブラウン(褐色)味を帯びているのを飛ばすのがその最大の理由です。
とっても良い意味でブラウン味の彩度が高い宝石がオレンジトルマリンということでしょうか。
特筆すべきことはこのオレンジカラーはナチュラルということです、
このあとご紹介するロゼカラーも同じ理由でナチュラルです。
5CTサイズの貴重なオレンジトルマリン、トルマリンは眺めているだけでも心が癒されますね。

ロゼトルマリンと呼ぶには赤みの強い逸品、レッドシェリートルマリンとでもいうべき宝石ですか。
個人的に大好きな一石です、リカットしたパーフェクトラウンドにナチュラルならではの強い多色性。
朝日夕日と日中の対比も本当に風情のあるトルマリンですね。
赤みが増してきて燃えるようにキューレットから溢れ出す赤の力強さと、
時間によっては落ち着いたシェリーの漂う色調のアンバランスさ(笑)
わかる人にしかわからないかもしれない(すいません 汗)こだわりの詰まった宝石です。

そして忘れてはいけないのはキャッツアイです。
トルマリンのカラーバリエーションはご存知の通り、ない色はありません。
ですのでキャッツアイのバリエーションもまた幅広いので楽しいですよ。
ただ気をつけないといけないのはトルマリンのキャッツアイが出現する要因となる
チューブインクルージョンはかなり目立つものが多くバランスが大切です。
こちらのようなレッド系のルベライトキャッツアイは中でも希少なカラーです。
通常加熱が行われるレッドトルマリンの中でキャッツアイはナチュラルなカラーですので、
より希少性も高いということです。
シャトヤンシー(猫目効果)も大変美しい逸品です。

バイカラートルマリンもありとあらゆるカラーバリエーションで出現するので面白いですね。
ナチュラルカラーゆえに彩度の高い宝石が少ないのが選択の難しいところですが、
トルマリンのカラーバリエーションの少ないもの同士のバイカラーは希少性も高くなります。
紅白バイカラーはその典型です、ルベライト(赤色トルマリン)もアクロアイト(無色のトルマリン)も希産です。
青と赤の入るバイカラーも大変希少です。

次回はいよいよパライバ特集にしますね。
普通は第一回目がパライバじゃないのかなあ(笑)

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OWNER / HITOSHI OKANO

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